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スプレッドシートから CRMへ切り替えると、ビジネスはどう変わる?

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更新済み: 2025年8月12日
更新済み: 2025年8月12日
スプレッドシートから CRMへ切り替えると、ビジネスはどう変わる?

リードと取引を効率的に管理することは、ビジネスの成功にとって重要です。多くの企業は、顧客とのやり取りを追跡するためのより高度なソリューションであるCRM(顧客管理)ソフトウェアがあるにもかかわらず、依然としてスプレッドシートや手作業の方法に依存しています。

この記事では、CRMを導入していない企業が抱える課題と、CRM導入によって得られるメリットについて解説します。また、Bitrix24 CRMの無料プランを活用し、実際に業務改善を実現したユーザー事例もご紹介します。


リードおよび取引管理における最新トレンド

今日のデジタル社会において、企業は販売や顧客とのやり取りを最適化するためにCRMツールを使用することの重要性をますます認識しています。

Demandsageの調査によるとテクノロジー企業の94%と中小企業の71%が、顧客関係を管理し売上を伸ばすためにCRMシステムを利用しています。

つまり、中小企業の約4社に1社は、いまだに手作業やスプレッドシートといった古いやり方でリードや商談の管理を行っており、その結果として以下のような問題が生じています。

  • 業務の非効率化
  • ビジネスチャンスの損失
  • 営業プロセスの可視化不足

なお、定期的にCRMを使用している企業の中でも、営業担当者のうち自社がCRMを完全に活用していると感じているのはわずか37%に過ぎません(詳細)。

最新のトレンドを見ると、2025年にはクラウド型やAIを活用したCRM(顧客管理)ツールの普及により、CRMシステムの導入が急速に進んでいます。

現在では、業務効率化ツールやカスタマーサポートシステム、マーケティングプラットフォームとの連携により、シームレスなワークフローを構築する企業が増えています。

調査によると、CRMを導入した企業のうち45%が「売上の成長を実感している」と回答しており、さらにCRMユーザーの47%が「顧客満足度に大きなインパクトがあった」と評価しています(出典)。また、最新のCRMはモバイル対応も進んでおり、リモートチームの生産性が30%向上したという報告もあります。

一方で、導入コストや運用の複雑さ、従業員の変化への抵抗感などを理由に、いまだに約24%の企業がCRM導入に慎重な姿勢を示しています。

しかし、競争が激化し、デジタル変革が避けられない中で、CRMの導入を先送りにすることは、顧客対応力や営業効率の面で他社に後れを取るリスクをはらんでいます。


CRMを導入していない企業が直面する主な課題

CRMシステムを導入せずに顧客情報や取引管理を行っている企業では、以下のような課題が発生することが多いです。

  • データの管理が混乱しやすい
    スプレッドシートは頻繁な更新が必要で、入力ミスやデータの不整合が起こりやすいという課題があります。
  • 自動化ができない
    手作業での管理では、フォローアップやデータ入力などの繰り返し業務を自動化することができません。
  • チーム連携が難しい
    スプレッドシートはリアルタイムでの共同作業や、役割に応じたアクセス制限ができないため、チームの効率が落ちてしまいます。
  • 顧客分析が不十分
    顧客情報が一元管理されていないと、営業やサービスの改善に役立つ貴重な分析データを得ることができません。
  • 機会損失
    体系的なフォローアップやリマインダーがないため、リードを見落としてしまうリスクが高まります。


CRM導入がもたらすポジティブな変化

Bitrix24ユーザー調査

Bitrix24 CRMの開発チームは、無料プランを利用しているユーザーを対象に調査を実施し、CRMシステムの導入がもたらす影響を分析しました。

その結果、従来のスプレッドシートから、より高度なリード・取引管理ソリューションに切り替えることによる大きなメリットが明らかになりました。

Bitrix24 CRMを活用している企業の業種

Bitrix24 CRMのユーザーから得られたデータによると、このツールはさまざまな業種で活用されていることがわかります。

1 Types of Businesses that Use Bitrix24 CRM.jpg

これらの結果は、CRMの導入が進んでいる業界を分析したDemandsageの最新レポートとも一致しており、CRMが特定の業種にとどまらず、さまざまな業界でビジネスの成長を支えていることがうかがえます。

2 Types of Businesses that Use Bitrix24 CRM.jpg

Bitrix24 CRMを使っている企業の多くはサービス業であるという点が特に目立ちます。これは、顧客との関係構築やタスク管理が重要な業種ほど、CRMツールの効果を実感しやすいことを示しています。

また、教育や小売、製造業の企業でも、スプレッドシートだけでは難しいリード管理や顧客の追跡を効率よく行える点から、CRMの導入に価値を見出しているようです。


ビジネスがBitrix24 CRMをどう見つけるのか

企業がどのようにしてBitrix24を知るのかを把握することで、CRM(顧客管理)ツールへの関心の高まりが見えてきます。以下は、主な情報源とそのシェアです。

3 How Businesses Discover Bitrix24 CRM.jpg


Bitrix24 CRMの導入経路として、実に56%以上の企業がGoogle検索を通じてこのサービスにたどり着いていることが分かっています。これは、CRMソリューションに対するニーズが非常に高まっていることを示しています。

また、口コミによる紹介も大きな影響力を持っており、実に約18%のユーザーが他者からの推薦をきっかけにBitrix24への乗り換えを決めています。このデータは、スプレッドシートに代わるより優れた選択肢としてCRMがますます注目されていることを示しています。


Bitrix24 CRMが解決する主な課題

Bitrix24を利用している企業からは、業務が大きく改善されたという声が多く聞かれます。特に、次のようなよくある課題が解決されています。

4 Key Problems Solved by Bitrix24 CRM.jpg

  • 顧客管理の効率化
    顧客情報を一元管理できるため、連絡先や過去のやり取り、顧客の好みなどをすぐに確認できます。これにより、顧客対応の迅速化と精度向上が実現しています。
  • タスクやチーム、会議の完全な管理
    CRMソフトウェアを活用することで、マネージャーはタスクの割り当てや進捗の把握、会議のスケジュール調整をスムーズに行えます。その結果、情報の伝達ミスや締め切りの遅延が減少しています。
  • 顧客情報やファイル、メモ、メール、メッセージなどをまとめて共有できる
    一つのシステムで情報を管理できるため、チーム内のコラボレーションがスムーズになり、情報がバラバラになる心配も少なくなっています。
  • 簡単にウェブサイトを作成・管理できる
    Bitrix24 CRMにはWebサイト作成機能が備わっているので、専門的な知識がなくても簡単にプロ仕様のサイトを立ち上げられます。
  • チームの連携とコミュニケーションが向上する
    共有メモや社内メッセージなどの統合コミュニケーションツールを活用することで、チームワークが強化され、社員全員が常に最新の情報を共有できます。
  • 業務フローを一元管理できる
    営業やカスタマーサポート、マーケティングといった業務を一つのプラットフォームでまとめて管理できるため、効率的に業務を進められます。
  • 生産性と業務効率がアップする
    繰り返し作業の自動化やわかりやすいタスク管理機能により、業務がスムーズに進み、生産性も向上します。
  • 時間の節約と複数のソフトを使い分ける手間の軽減
    さまざまな業務機能をひとつのプラットフォームにまとめることで、複数のサービスの契約や連携にかかる手間を減らせます。
  • 複数のツールに頼る必要がなくなりコスト削減できる
    CRMシステムは、プロジェクト管理やメール管理、顧客データベースなどを一括でまかなえるオールインワンのサービスなので、個別のソフトにかかる費用を削減できます。

こうした課題を解決することで、Bitrix24 CRMはバラバラになりがちなリード管理を整理し、データに基づいた効率的な運用へとビジネスを変えていくサポートをしています。


CRM導入後に企業が直面する課題とは?

CRM(顧客管理)システムは、業務効率の向上や顧客対応の質の向上など、多くのメリットをもたらします。しかし、手作業や従来の方法からCRMへ切り替える際には、いくつかの課題に直面することがあります。特に以下のような問題がよく見られます。

5 Challenges Faced by Businesses After Switching to CRM.jpg

  • 顧客データの移行に手間がかかる
    既存の顧客データをスプレッドシートや他のシステムから新しいCRMに移行するのは、多くの企業にとって簡単ではありません。このプロセスには時間と労力がかかり、対応を誤るとデータの欠落や不整合が発生するリスクもあります。
  • 現場からの抵抗感がある
    これまで従来のやり方に慣れていた従業員の中には、新しいシステムに対して不安や抵抗を感じる人も少なくありません。業務が複雑になるのではないか、あるいは多くのトレーニングが必要になるのではないかという懸念が背景にあります。
  • 新しいソフトウェアへの習熟が必要
    CRMの多くは直感的に使えるよう設計されていますが、それでも一定の学習期間は避けられません。企業としては、スタッフがシステムの機能を十分に使いこなせるよう、時間をかけて教育やサポートを行うことが求められます。

Capterraの調査によると、およそ30%の企業が、自社で導入しているCRM(顧客管理)システムを「効果的ではない」と感じているそうです。

さらに、CRMソリューションが企業ごとの具体的なニーズに必ずしも適合しておらず、かえって業務を複雑にしてしまうケースも少なくありません。

CRMはすべてのビジネス課題を解決する万能ツールではない、という点を理解しておくことが重要です。成功には、適切な導入プロセスやスタッフへの十分なトレーニング、そしてCRMの機能と自社のビジネス目標との整合性が不可欠です。


さいごに

スプレッドシートや手作業での管理から、Bitrix24 のようなCRM ソフトウェアへと移行することは、業務効率や組織力、さらには売上のポテンシャルに大きな影響を与えます。

Bitrix24のユーザー調査データからも、業界を問わず、一元化されたCRMシステムが企業に大きな利益をもたらすことが明らかです。

世界的にCRMの導入が進む中、最新のリード管理や取引管理ソリューションを採用する企業は、持続的な成長と成功への道を切り開く存在となるのです。


さらに詳しく知りたい方は、研究グラフィックPDFをダウンロードしてください。

目次
リードおよび取引管理における最新トレンド CRMを導入していない企業が直面する主な課題 CRM導入がもたらすポジティブな変化 Bitrix24ユーザー調査 Bitrix24 CRMを活用している企業の業種 ビジネスがBitrix24 CRMをどう見つけるのか Bitrix24 CRMが解決する主な課題 CRM導入後に企業が直面する課題とは? さいごに