Bitrix24のAIエージェント「Hermes」とは?チャットから日常業務をサポート
顧客情報の確認、レポートの作成、タスクの登録、社内からの問い合わせ対応など、日々の業務には細かな作業が数多くあります。一つひとつは短時間で終わる仕事でも、積み重なると大きな負担になるものです。
こうした作業をAIに任せられたら、もっと効率よく仕事を進められるのではないでしょうか。
Bitrix24のアプリ開発プラットフォーム「Alaio Vibecode」では、すぐに使い始められるAIエージェント「Hermes」を提供しています。専用のAIアプリを一から開発する必要はなく、Bitrix24のチャットから自然な言葉で指示するだけで、情報の検索やタスクの作成など、さまざまな業務をサポートしてくれます。
チャットで依頼するだけ。Hermesが日常業務をサポート
Hermesは、Bitrix24のデータを活用して業務を支援するAIエージェントです。一般的なチャットボットのように質問に回答するだけでなく、許可された情報を取得・分析し、依頼内容に応じて必要な作業を実行できます。
例えば営業担当者なら、「進行中の取引をまとめて」「しばらく動きのない案件を確認して」といった依頼ができます。HermesはCRMの情報を参照し、条件に合った取引を調べたり、レポートを作成したりすることができます。
また、タスクの作成や顧客向けの提案書・メールの下書き作成、社内ナレッジベースをもとにした質問への回答などにも対応しています。
操作方法もシンプルです。Bitrix24のメッセンジャーに表示されるHermesとのチャットを開き、同僚に仕事をお願いするようにメッセージを送信します。複雑な依頼の場合は、AIが作業手順を整理して確認を求めることもあります。
複数の画面を行き来して情報を探したり、一から資料を作成したりする手間を減らせるため、担当者は内容の確認や判断など、人が行うべき業務に集中しやすくなります。

アプリ開発不要で、AIエージェントを導入
Hermesのもう一つの特徴は、導入の手軽さです。
通常、独自のAIエージェントを用意するには、サーバーやAIモデルの設定、既存システムとの接続などが必要になります。しかしHermesでは、こうした設定をAlaio Vibecodeが自動的に行います。
利用を開始するには、Alaio Vibecodeの「エージェント」画面から新しいエージェントを作成します。名前とBitrix24へのアクセス範囲を指定すると、専用サーバーの準備、AIモデルの接続、チャットボットの登録まで自動で進みます。
設定が完了すると、Bitrix24のメッセンジャーに新しいチャットが表示され、Hermesを利用できるようになります。
なお、Alaio Vibecodeで作成する通常のアプリとHermesには違いがあります。特定の計算や定期的な集計など、決まった処理を実行したい場合は専用アプリが適しています。一方、Hermesはさまざまな依頼を自然な言葉で受け付け、内容に応じて対応する汎用的なAIエージェントです。
両方を組み合わせることもできるため、日常的な業務支援にはHermesを使い、特定の作業には専用アプリを活用するといった使い分けが可能です。
詳しい機能については、Hermesの公式紹介ページやAlaio Vibecodeの公式サイトをご覧ください。
アクセス権限を管理しながら、安全に活用
企業の業務でAIを活用する際に気になるのが、データへのアクセスや操作の管理です。
Hermesでは、エージェントの作成時にBitrix24へのアクセス範囲を設定できます。チャットのみ、CRMのみ、または広範囲のアクセスなど、用途に応じて必要な権限を選択できます。
また、Hermesは従業員に代わって重要な判断を行うものではありません。顧客や会社の業務に影響する操作には従業員の確認が必要で、本人に代わって書類に署名したり、支払いを実行したりすることはできません。
AIに任せる作業と、人が確認・判断する作業を分けることで、業務の効率化と適切な管理を両立できます。
なお、Hermesの利用には、サーバーの稼働やAIモデルへのリクエストに応じた利用条件があります。設定方法や料金の詳細については、公式ヘルプデスクをご確認ください。
AIエージェントは、専門的な開発作業を行わなくても、身近な業務から活用を始められるようになっています。まずは情報の検索やレポートの作成など、日常の小さな作業からHermesを試してみませんか?